自然界の中での冬虫夏草の役割

自然界の中での冬虫夏草の役割

冬虫夏草は、人体に非常に有益な成分を含み、いろいろな疾患を治癒する効果あることは、中国では古くから知られていて、また中国の陸上選手の活躍などから世界に広く知られ渡ることとなりましたが、それ以外にも自然の生態系の中で重要な役割も担っているとも考えられる部分もあるようです。

冬虫夏草はその種によって、寄生する昆虫が決まってきますが、全てではないようですが不思議と寄生する昆虫には、異常発生すると自然界に大きな被害を与える昆虫が数多く含まれているそうです。

例えばこれは人間にとってですが、大量発生すると農産物に多大な被害を与えるカメムシに寄生するミミカキダケやカメムシタケ等がそれに当たると言えるかもしれません。

普段は益虫と言われる昆虫でさえ、大量発生してしまうといろいろと弊害があると思いますから、冬虫夏草は特定の昆虫、生態系のバランスをくずすような特定の昆虫の大量発生を抑止し、生態系のバランスを保つための見張り番のような役割も担っていると言えるかもしれません。

日本と中国で違う冬虫夏草という言葉の意味

日本では冬虫夏草と言えば、昆虫に寄生するキノコ類のことになりますが、中国ではこの言葉はコウモリガに寄生する品種だけに使われていて、それ以外は虫草というそうです。

この辺の違いは単に言葉の使い方だけでなく、冬虫夏草に関わってきた歴史の古さが違う点にあるのかもしれません。

冬虫夏草の働き

中国では秦の始皇帝の時代からすでに宮廷で使われていたそうですし、その後も長く薬膳料理や漢方薬として使われてきました。

日本の場合は初めて伝わったのは江戸の頃と言われていますし、一般に広く知れ渡ったのはほんの数十年前と言うことですから、そのかかわりの長さがあまりにも違い過ぎるように思います。

中国にしてみれば、コウモリガからとれるものが真の冬虫夏草であり、それ以外と一緒にするなと言いたいのでしょうが、ただ日本にしてみれば、どの昆虫に寄生するかが違うだけでその仕組みはほとんど同じですから、昆虫のような形で冬を過ごし、夏に草のようになるのだからこの言葉がそれらのキノコを表すのにぴったりだということになりそうです。